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痴漢犯罪の弁護

痴漢について

 痴漢とは,人に対して性的な言動や卑わいな行為などの性的嫌がらせをすることです。相手の身体に直接触れて,手で下半身やお尻,胸,太股などを撫で回すことはもちろん,衣服や下着の上から相手の身体を触ることも痴漢行為になります。また,相手の背後から密着して,身体や股間を執拗に押しつける行為や衣服のボタンやブラジャーのホックなどをはずす行為も痴漢行為となります。
 このような痴漢行為の中でも,服の上から女性の体を触ったり,女性の太腿を直接触ったりするなどの犯行態様であれば,各都道府県で定められている迷惑行為防止条例違反にとどまりますが,女性の陰部を直接触る,自己の露出した陰部を押し付けるなどの悪質な態様の痴漢行為になれば,刑法の強制わいせつ罪になります(なお,強制わいせつ罪については,親告罪とされていましたが,刑法改正により,被害者の告訴は不要となりました。)。
迷惑行為防止条例違反と強制わいせつ罪のどちらに当たるかについては,分かりやすい明確な基準がなく,具体的な事件ごとに判断されることになりますが,衣服の上から触ったものか,触った身体の場所がどこであったかなどによって,判断されることが多く,衣服の上から触った場合には,迷惑行為防止条例違反になりやすく,直接触ったとしても,触った身体の箇所が手や足であった場合には迷惑行為防止条例違反になりやすい傾向にあります。
 また,痴漢行為をする方法として衣服を切り裂いたり,痴漢行為中に精液を衣服に付けたりした場合には,別に器物損壊罪(刑法第261条)が成立することもあります。

公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例(東京都)

第五条 何人も,正当な理由なく,人を著しく羞恥させ,又は人に不安を覚えさせるような行為であつて,次に掲げるものをしてはならない。

一 公共の場所又は公共の乗物において,衣服その他の身に着ける物の上から又は直接に人の身体に触れること。

神奈川県迷惑行為防止条例

第三条 何人も,公共の場所にいる人又は公共の乗物に乗つている人に対し,人を著しく羞恥させ,又は人に不安を覚えさせるような方法で,次に掲げる行為をしてはならない。

(1)衣服その他の身に着ける物(以下「衣服等」という。)の上から,又は直接に人の身体に触れること。

埼玉県迷惑行為防止条例

第二条 
4 何人も,公共の場所又は公共の乗物において,他人に対し,身体に直接若しくは衣服の上から触れ,衣服で隠されている下着等を無断で撮影する等人を著しく羞しゆう恥させ,又は人に不安を覚えさせるような卑わいな言動をしてはならない。

公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例(千葉県)

第三条 
2 何人も,女子に対し,公共の場所又は公共の乗物において,女子を著しくしゆう恥させ,又は女子に不安を覚えさせるような卑わいな言動をしてはならない。男子に対するこれらの行為も,同様とする。

罰則(法定刑)

 痴漢行為を取り締まる条例は各都道府県にあり,多くは罰則の内容も同一ですが,一部異なる県もあります(下記の4県では,神奈川県だけ重くなっています)。

痴漢の罰則(条例違反の場合)都県別常習でない場合(単純)常習の場合
東京都
(公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例)
6月以下の懲役または50万円以下の罰金1年以下の懲役または100万円以下の罰金
神奈川県
(迷惑行為防止条例
1年以下の懲役または100万円以下の罰金2年以下の懲役または100万円以下の罰金
埼玉県
(迷惑行為防止条例)
6月以下の懲役または50万円以下の罰金1年以下の懲役または100万円以下の罰金
千葉県
(公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例)
6月以下の懲役または50万円以下の罰金1年以下の懲役または100万円以下の罰金

 痴漢であっても,強制わいせつ罪にあたる場合には,6月以上10年以下の懲役となり,罰金刑がありません。そのため,示談ができないと,公判請求すなわち裁判となってしまいます(なお,迷惑行為防止条例違反の場合には,初犯であれば,示談が出来なくても略式罰金処分にとどまる場合が多いです)。

具体的な態様

 痴漢といった場合,多くの人が混雑した電車やバスの中で女性の体を触る行為を想像されると思います。実際にも,このような態様の痴漢が非常に多く,朝の出勤ラッシュ時(午前7時から午前9時)に,東京都心に向かう電車などでは,痴漢の被害がいまだに後を絶ちません。特に,乗車率の高い電車で,乗り換える人が多い駅の階段付近に停車する車両(例えば,JR埼京線の先頭車両,東急田園都市線の先頭車両など)は,痴漢被害が多いようです。痴漢の被害に遭われたという方と話をしていますと,痴漢被害に遭われた多くの方が捕まえた犯人以外からも痴漢行為をされた経験があると話します。
 このような典型的な痴漢行為以外の痴漢の類型としては,混雑した駅の構内で女性の体を触る行為や深夜の人通りの少ない路上で追い抜きざまに女性の体を触る行為,クラブやライブ会場などの混雑した場所でどさくさにまぎれて女性の体を触る行為などがあります。
 痴漢事件は,現行犯であれば逮捕される可能性が高く,状況によってはそのまま勾留されることも珍しくありません。また,被疑者に痴漢の前科があったり,常習性が高かったりした場合には,起訴(公判請求)されてしまいます。

<痴漢行為から現行犯逮捕されて身体拘束されるまでの流れ>
 電車内において痴漢行為をしたとされると,多くの場合,被害者や周囲の乗客によって,次の停車駅で下車させられます。そして,その駅の駅員に引き渡された後,駅員室に連行されることになります。下車直後は,被害者と直接話す機会がありますが,駅員に被害申告がなされた段階で,駅員は被害者と被疑者を引き離すため,駅員室に連行された後は,被害者に直接弁解する機会はほとんどありません。その後,駅員から通報を受けた警察官が駅に到着した後,被疑者は警察官に引き渡され,最寄の警察署に連行されることになります。
 警察署に連行されてしまえば,そのまま警察の取調べが行われ,警察署の留置場に入れられてしまうことがほとんどです。そのため,自分が逮捕されてしまいそうだという時には,駅員室にいる間に,弁護士や家族に携帯電話で連絡をした方がいいでしょう。多くの人が知り合いに弁護士はいないと思いますので,逮捕される前に,家族に連絡するなどして,弁護士への依頼をお願いしておくことが大事です。
 また,駅員室にいる間に,会社に連絡することも考えられますが,基本的にはしない方がいいでしょう。取調べに数時間を要することから,この段階で会社に連絡を入れて,無断欠勤・無断遅刻にならないようにすべきとも考えられますが,事件のことが会社に知られれば,却ってその後に会社から懲戒処分を受ける可能性が出てきてしまいます。

弁護のポイント

<犯罪事実を認める場合(自白事件)>

 成人の痴漢事件においては,被害者との示談が重要になってきます。特に,初犯であれば,被害者との示談ができることで,不起訴処分になる可能性がかなり高くなります。また,被疑者が行った行為が強制わいせつ罪に当たるような比較的重い痴漢行為の場合であっても,示談交渉の結果,被害者が被疑者を許し,示談してくれることになれば,不起訴処分の可能性は高くなります(このことは,仮に被疑者に余罪がある場合でも,余罪がそこまで多くなければ同様と言えます)。さらに,被疑者に性犯罪の前科があったり,常習性があったりして,検察官が事件を起訴した場合でも,被害者との示談が成立すれば,刑務所に収容される実刑判決ではなく,社会に戻ることのできる執行猶予判決になる可能性が高まります。ただ,この被害者との示談交渉については,ほぼすべての被害者が被疑者と接触することを拒みますし,捜査機関としても,証拠隠滅の観点から被疑者と被害者が直接示談交渉をさせないようにしますので,基本的に弁護人が間に入らなければ行うことができません。そのため,痴漢事件で不起訴処分(起訴猶予処分)を目指すためには,示談の関係で,弁護士を弁護人に付けることは必須といえるでしょう
 また,被害者側の意思により,被害者と示談できない場合には,被疑者の反省の気持ちを示すために,示談の代わりとしてしょく罪寄附(反省の気持ちを示すために,弁護士会などの団体に寄付すること)を行い,不起訴処分を目指して行くということが考えられます。このしょく罪寄附は,被害者との示談よりは効果として弱いですが,検察官の処分に影響を与えます。そのため,被害者が法外な示談金を要求してきた場合等にはしょく罪寄附を検討することになります。
 さらに,痴漢を繰り返し行っている被疑者については,性依存症(性嗜好障害)の可能性が高いので,専門の医療機関における治療を受けることも重要となるでしょう。被疑者が専門的な医療機関で治療を受けることは,その被疑者の痴漢に関する再犯可能性を低減させることになりますので,検察官の処分にも影響を与えることになります。被疑者が専門の医療機関でカウンセリングなどの治療を受けた場合,弁護士は専門の医療機関と連携して,被疑者の治療の状況などを検察官や裁判官に伝えていきます。そうすることによって,検察官や裁判官が被疑者の再犯可能性が減少したと判断することになれば,痴漢事件について不起訴処分になったり,執行猶予判決になったりすることになります。

 なお,痴漢事件では,被害者が被害申告をしたり,目撃者が痴漢行為をとがめたりすれば,そのまま被疑者が現行犯逮捕されてしまうケースが多く見受けられます。ただ,このような痴漢容疑で逮捕された場合であっても,弁護士が被疑者の家族などから身柄引受書を書いてもらい,それを添えて検察官や裁判官に対して意見書を提出した場合には,早期に被疑者が釈放されるケース(検察官が勾留請求をしない,裁判官が勾留請求を認めないなど)も多いので,もし,痴漢容疑で逮捕された場合には,一刻も早く弁護士を弁護人につけて,検察官・裁判官に対応した方がいいでしょう。

<犯罪事実を否定する場合(否認事件)>

 痴漢事件において,被疑者が痴漢行為を否認し,犯罪事実を争う場合(痴漢の犯人は自分じゃない,被害者の体に触れてはいたが,痴漢する意図はなかった,など),まず警察や検察などの捜査機関に被疑者にとって不利益な書面を作られないことが重要です。防犯カメラなどの客観的な証拠がない場合,検察官や裁判官は被疑者の供述と被害者の供述のどちらが信用できるかを考え,それによって処分や判決の方向性を決定していきます。そのため,否認事件においては,早い段階で被疑者の供述を正確な形で具体的に記録し,被害者の供述よりも信用できるようなものにしておく必要があります。このように,被疑者の供述を正確な形で記録するためには,逮捕されてすぐに弁護士と接見し,取調べに関する適切なアドバイスを受ける必要があります。そうすることで,供述調書に被疑者にとって不利益な内容が盛り込まれないようにすることができます。また,警察や検察は被疑者の言い分を正確に記録しない可能性も十分あるので,逮捕後すぐに弁護士が被疑者と接見し,被疑者の供述を正確に聞き取り,証拠化していくことも重要になってきます。
 さらに,検察官に嫌疑不十分を理由とした不起訴処分を出してもらったり,裁判官に無罪判決を出してもらったりするために,弁護士に頼んで,痴漢行為を否定する方向で有利に働く証拠(防犯カメラや現場にいた人の証言など)を収集してもらうことも必要になってきます。加えて,裁判においては,被害者や目撃者の供述を弾劾し,被害者や目撃者の供述の矛盾点,不合理な点を裁判官に示して行くことも重要になりますので,弁護士が裁判において被害者や目撃者に対して的確に反対尋問を行う必要があります。

 なお,痴漢事件では,被疑者が痴漢したことについて否定していても,被害者が被害申告をしたり,目撃者が痴漢行為があったと供述をしたりすれば,そのまま現行犯逮捕されてしまうケースが多くあります。特に,否認事件では,逃亡のおそれや証拠隠滅のおそれがあるとして,自白事件よりも拘束期間が長引く傾向にあります。
 もっとも,このような痴漢容疑で逮捕・勾留されてしまった場合であっても,被疑者の家族などが作成した身柄引受書や弁護士が作成する被疑者の釈放の必要性を示した意見書などを検察官や裁判官に提出することにより,早期に被疑者が釈放してもらえる可能性が上がります。そのため,もし痴漢容疑で逮捕されてしまった場合には,一刻も早く弁護士を弁護人としてつけて,検察官や裁判官に意見書を提出してもらった方がいいでしょう(事件が検察庁に送られる前であれば,様々な対策を取ることができるので,逮捕されて事件が検察庁に送られる前に弁護人を付けるのが望ましいです)。

<犯罪事実が記憶にない場合>

痴漢事件で一定数あるものとして,自分が痴漢行為をしたのかどうか全く覚えていない,記憶にないというものがあります。お酒に酔った状態で電車に乗り,気付いたら警察署で取調べを受けていたという話は被疑者からよく聞きます。
 このような場合には,被害者の供述などを踏まえて,犯罪事実を争うのか争わないのか,弁護士と相談しながら決めて行くことが重要です。痴漢をしたことの記憶がないから,自分は無罪だと主張してみても,被害者の供述が具体的かつ合理的であれば,そのまま検察官に起訴され,裁判で有罪判決が出てしまいます。弁護士が早い段階で弁護人として付けば,被疑者の記憶の度合いや事件当時の客観的状況などを踏まえて,被疑者にとって一番いい方針をアドバイスできますので,犯罪事実が記憶にない場合も,すぐに弁護士を弁護人として付けるのがいいでしょう。

 犯罪事実が記憶にない,痴漢をしたかどうか分からないという主張は,否認と同じ扱いになります。そのため,否認事件と同様に,逃亡のおそれや証拠隠滅のおそれがあるとして,自白事件よりも拘束期間が長引く傾向にあります。ただ,被疑者の家族などが作成した身柄引受書や弁護士が作成する被疑者の釈放の必要性を示した意見書などを検察官や裁判官に提出することにより,早期に被疑者が釈放してもらえる可能性が上がりますので,身柄の釈放という観点からも弁護士を早く付けることが重要です。

解決実績

 強制わいせつなどの前科を有する被疑者が電車の中で女性の太股周辺を触ったとして東京都公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反(痴漢事件)で逮捕された事件において,弁護士が積極的に示談交渉をした結果,被害者と示談が成立して,被疑者は釈放されました。その後,本件は不起訴処分となりました。

解決実績

公務員の被疑者が駅のホームで女性のお尻を触ったとして神奈川県迷惑行為防止条例違反(痴漢事件)で現行犯逮捕された事件において,被疑者の勾留請求が一旦は認められたものの,弁護士がすぐさま不服申し立て(準抗告)を行った結果,裁判所は弁護士の主張を認め,被疑者を釈放しました。
 その後,弁護士が被害者と示談交渉し,示談が成立したことから,検察官は本件について不起訴処分としました。

解決実績(否認)

 被疑者が駅構内で女性の胸を触ったとして,東京都公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反(痴漢事件)で現行犯逮捕された事件において,被疑者が東京地方裁判所で釈放された後に,被疑者の家族の依頼で,弁護士が弁護人として付きました。
 被疑者から事情を聞いた上で,弁護士側で現場検証を行ったところ,被疑者は全くの無実であることが確信でき,被害者とされた女性の供述にも矛盾点などが多々見受けられたことから,被害者とされた女性と示談交渉を一切せず,否認の主張を貫くようにアドバイスしました。
 その後の警察での取調べ,検察での取調べにおける注意事項に関しても,弁護士が被疑者にアドバイスし,検察官に対しても,こちらの主張の信用性が高いことを訴えていきました。その結果,検察官はこちらの主張を認め,最終的に被疑者は嫌疑不十分による不起訴処分(被疑者が罪を犯したとする証拠が不十分であるとして,検察官が被疑者を起訴しない処分)となりました。

痴漢をした後に現場から逃げてしまった場合

 犯人が被害女性に対して痴漢行為をしていた場合に,被害女性が被害を訴えたり,周囲の人が犯人の痴漢行為に気づいたりすれば,その場で身体を拘束され,そのまま駅事務室,警察署に連れて行かれることになります。ただ,中には,そうなることを避けるために,拘束を振り切り,その場から逃走する人もいます。
 このように逃走した場合,事案によっては,そのまま警察の捜査が及ばないこともありますが,多くの事案では,その後に痴漢の犯人として特定され,逮捕・勾留されてしまうことになります。また,最終的な処分についても,最初から素直に従っていた場合に比べて重くなることもあります。
 そのため,痴漢行為をしたあと,その場から逃げてしまった場合には,警察の捜査がまだ及んでいなくても,1度弁護士に相談して頂いた方がいいと思います。正式にご依頼いただければ,弁護士が自首に同行したり,逮捕・勾留されないように,警察官や検察官に意見書を提出したりしていきます。そして,できるだけ日常生活に支障が出ないように弁護していきます。

ご家族が痴漢容疑で逮捕された場合

 ご家族が痴漢容疑で逮捕された場合,まず大事なのは検察官の勾留請求を防ぐことです。痴漢容疑で現行犯逮捕されてしまった場合,早い時には逮捕された日の翌日までに勾留されること(10日間の拘束)が決まってしまう場合があります。勾留されることが決まってしまうと,なかなかその判断を覆すことはできません。ですから,ご家族が逮捕されたとの一報を受けたら,すぐに弁護士を付けることをお勧めします。
 検察官の勾留請求の前に弁護士を付けることができれば,弁護士が検察官に対して意見書を提出し,検察官の勾留請求を思いとどまらせるということができます。また,検察官の勾留請求がなされた場合であっても,弁護士が勾留の判断をする裁判官を説得し,裁判所において被疑者を釈放させることができる可能性もあります。
 身体拘束が解けたとしても,被疑者に対する捜査は続きますが,早期に釈放されることで,学校や会社に事件のことがばれないというメリットがありますので,ご家族が逮捕された場合には,できるだけ早く弁護士に相談するのがいいでしょう。

痴漢事件の刑事手続(捜査段階)

逮捕された場合の流れ

痴漢事件で逮捕された場合の流れをご説明しております。

警察による
逮捕

警察に逮捕されると,最大48時間の身体拘束がなされます。この間,警察署において取調べが行われ,自由が著しく制限されます。

検察庁へ身柄と事件を送致

警察から,被疑者の身柄と事件が検察庁に送致され,検察官による取調べが行われます。ここで,検察官は,被疑者を勾留請求するかどうか判断します。
⇒弁護士が付いて,意見書を提出すれば,釈放の可能性が上がります。

裁判官による勾留決定

検察官の勾留請求に対して,裁判官が勾留決定を行うと,10日間勾留となります。また,その後に,勾留延長の決定があると,もう10日間拘束されます。
⇒弁護士が付いて,意見書を提出すれば,釈放の可能性が上がります。

起訴又は不起訴の判断

検察官が事件の重大性や被疑者の反省の態度,被害者との示談の有無などを考慮し,起訴・不起訴の判断をします。
不起訴処分・処分保留・略式罰金処分になれば,被疑者は,釈放されます。

逮捕されなかった場合の流れ

痴漢事件で逮捕されなかった場合の流れをご説明しております。

警察からの出頭要請

警察に呼び出され,事情聴取が行われます。逮捕された場合と異なり,事情聴取の日程などは調整してもらえます。
⇒逮捕されない在宅事件では,警察での事情聴取がとても重要になります。

検察庁へ事件を送致

警察から,被疑者の事件が検察庁に送致されます。警察の取調べなどで足りない点があれば,検察官による取調べが行われます。
⇒送検される前に,被害者と示談できていた場合などは,意見書と共に示談書を提出します。

起訴又は不起訴の判断

検察官が事件の重大性や被疑者の反省の態度,被害者との示談の有無などを考慮し,起訴・不起訴の判断をします。
⇒弁護士が付いていれば,被疑者にとって有利な事情を記載した意見書を提出していきます。

痴漢事件の弁護においてよくあるご質問

 主人が電車で痴漢をしたとして捕まりました。このことは,会社にばれてしまいますか。

 基本的に,痴漢事件で逮捕されたという事実だけでは,警察や検察が会社に連絡することはありませんので,会社にばれてしまうことはありません(被疑者の職業の関係で報道されてばれてしまう可能性はあります)。
 ただ,被疑者が自分の素性を隠そうとしたことなどにより,被疑者がどこの誰だか知るために,警察が会社に連絡することなどはあります。

 息子が痴漢で逮捕されましたが,本人はやっていないと話しているそうです。痴漢の犯罪事実を否定していたら,拘束期間が延びてしまいますか。

 一般的に,犯罪事実を否定している方が身体拘束期間は延びる傾向にあります。しかし,早い段階で弁護人が付いて,意見書を提出すれば,痴漢の事実を争っていても,逮捕から2,3日で釈放される可能性は十分あります。
 ですので,本当にやっていないのなら,痴漢の事実を否定した供述を継続すべきです。

 痴漢事件で逮捕されて,釈放されました。不起訴処分になるように,自分で被害者との示談交渉をしたいのですが,できますか。

 被害者と示談交渉するためには,捜査機関より被害者の連絡先を教えてもらわなければなりませんが,被疑者本人には被害者の連絡先を教えることはありません。ですから,被疑者自身が被害者と示談交渉することはできません。
 被害者と示談するためには,弁護士を弁護人として付ける必要があります。

 被害者と示談したいのですが,痴漢の示談金はいくらになりますか。

 痴漢事件の示談金については,いくらと決まっているわけではありません。事案の内容や被害者の被害感情などが考慮されて,被害者と合意の下,決定されます。
 例えば,服の上からお尻を触った痴漢事件で,示談金が何百万円ということになれば法外だということになりますが,だからと言って,示談金はこの金額にしなさいと指定されることはありません。
 インターネット上には,示談金の相場などが書かれていることはありますが,これらの情報はあまり当てにしない方がいいでしょう。

 在宅事件として痴漢事件の捜査を受けていますが,まだ弁護人を付けていません。被害者との示談も考えていますが,どのタイミングで弁護士を弁護人として付ければいいのですか。

 検察官が略式罰金処分や公判請求をしてしまった後に,弁護士を弁護人に付けたとしても,被害者と示談して不起訴処分にしてもらうことはできません。ですから,被害者との示談を考えているのであれば,少なくとも,検察庁において検察官の取調べを受ける前には,弁護士を弁護人に付けるべきです。
 そうしないと,被害者と示談する前に,処分が出されてしまい,取り返しが付かないことになります。

痴漢事件の解決実績,お客様の声

電車内の痴漢事案で,嫌疑不十分による不起訴処分となった事例

被疑者が電車から降りる際に女性の胸を触ったとして東京都公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反(痴漢事件)で警視庁に逮捕された事件で,弁護士の活動により,逮捕翌日に釈放されました
 その後,弁護士が被疑者や事件の目撃者から話を聞き取り,それを基に嫌疑不十分による不起訴処分を求める意見書を提出するなどして,検察官(東京地方検察庁)を説得した結果,嫌疑不十分による不起訴処分(被疑者が罪を犯したとする証拠が不十分であるとして、検察官が被疑者を起訴しない処分)を獲得しました。

被疑者の母親の声

二宮先生のおかげです。ありがとうございました。

 この度は,息子の件で大変お世話になりました。年内に解決したことが何よりもうれしゅうございます。これも,全て二宮先生のご尽力のおかげです。ありがとうございました。
 思いもよらぬ事件に巻き込まれ,途方に暮れている私達に,優しいお言葉をかけて頂き,どれほど気持ちが落ち着いたか知れません。また,息子らが事情聴取される時も,事前に話の内容のアドバイスや答え方,心構えを教えていただき,緊張の中にもどれだけ心強かったことでしょう。
 本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

バス内の痴漢事案で,嫌疑不十分による不送致処分となった事例

 被疑者が通学途中のバス車内で女子学生のお尻を服の上から触ったとして,千葉県公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反(痴漢事件)で千葉県警に現行犯逮捕された事件で,弁護士は被疑者が逮捕された当日に警察署で接見し,その日に弁護人として付きました。そして,逮捕された翌日に,弁護士が検察官(千葉地方検察庁)に対して,勾留請求をしないように求めたところ,検察官はこちらの主張を聞き入れて,被疑者を逮捕翌日に釈放しました
 その後,被疑者はポリグラフ検査を受けるなど警察の捜査に協力し,弁護士も検察官に対して,少年の無実を訴える意見書を提出していきました。その結果,検察官は,被疑者が痴漢をしたとは認められないと判断して,事件を家庭裁判所に送致しない処分としました。

被疑者の父親の声

一番理想的な結果となりました。

 息子が痴漢に間違われて,警察に連行されてしまい,急遽ご相談に伺いました。
 息子がどうしているのか,何を話しているのか,警察では全く知らせてもらえず不安がいっぱいでしたが,二宮先生がその日のうちに留置場まで足を運んで息子と面談してくださり,様子を教えてくださったことで私共もようやく食事が喉を通るようになりました。翌日,在宅捜査が決まった時には,先生がお電話で「本当に良かったですね」とおっしゃってくださって大変うれしく心強く感じたのを覚えております。
 3ヶ月という私共にとっては決して短い時間ではなかったものの,ほぼ日常に近い生活を送りながら,最終的に嫌疑不十分による家裁不送致という一番理想的な結果となり,家族一同喜んでおります。積極的に警察や検察に働きかけていただいた二宮先生のご尽力に心から感謝申し上げます。本当にどうもありがとうございました。

1年半前に痴漢の前科があったものの不起訴処分となった事例

1年半前に痴漢の前科があった被疑者が電車内で女性のお尻を触ったとして東京都公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反(痴漢事件)で警視庁に逮捕された事件において,弁護士は逮捕当日に警察署を訪れ,被疑者と接見し,弁護人に付きました。
 そして,その翌日には,被疑者との接見で聞き取った内容を意見書にまとめて,東京地方検察庁の検察官に意見書を提出しました。これを受けて,検察官は,こちらの主張を聞き入れ,被疑者をその日の夕方に釈放しました。その後,弁護士は,被害者と示談交渉を行い,示談を成立させました。また,検察官に対する意見書で,被疑者が再犯を行ったことから,性犯罪に関する治療を本格的に開始したことや家族のサポートがあることなどを主張した結果,検察官は,短期間での再犯であったものの,被疑者を不起訴処分(起訴猶予)としました。

被疑者の妻の声

丁寧に対応して頂き,感謝しています。

 この度は,とても急なお願いで,時間が差し迫った状況の中,迅速にご対応頂き感謝申し上げます。
 事件発覚当日,二宮さんは,残暑厳しい頃でしたが,深夜での対応も親身になってくださり,家族である私の話を最後まで聞いてくださったこと,今でも映像が浮かぶ程覚えております。その後も,何度も家族として心配な事や不安な事,事件までの事,事件後(釈放後)の夫についての事,同じ内容を繰り返しお話してしまった私に対しても,丁寧に聞いて対応して頂きました。
 弁護人として,また一人の人間として,心でご対応して頂き,本当にありがとうございました。

痴漢事件で,被害者と示談して,不起訴処分を獲得した事例

 外国人の被疑者が電車内で女性のお尻を触ったとして東京都公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反(痴漢事件で警視庁に検挙された事件において,弁護士が事件が検察庁に送致された直後に弁護人として付きました。
 検察官が処分を急いでいたため,弁護士(弁護人)は早急に被害者と連絡を取り,無事被害者と示談しました。また,弁護士が作成した不起訴処分を求める意見書の中で,外国人の被疑者が略式罰金処分になれば,在留資格に関し多大な不利益を被ることを訴えた結果,検察官(東京地方検察庁)は,被疑者を
不起訴処分(起訴猶予)しました。

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 なお,対応地域は,東京都,神奈川県,埼玉県,千葉県となります。

ごあいさつ

代表弁護士:二宮 英人

刑事事件は時間勝負です。
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